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2013年6月18日 (火)

真・MFC千夜一夜物語 第70夜 エラストマーって何なの?

MFC(マスフローコントローラー)のシール材「ラバーシール(エラストマーシール)」のお話です。

「エラストマーって聞き慣れませんが、一体何ですか?」というご質問もあるかと思います。

エラストマー=elastic polymer の略語でして、弾力性のある工業材料です。

「じゃあゴムと一緒じゃないの?ゴムなら知っているよ。」

とおっしゃる向きもあるかっと思いますが、実は皆さんよくご存じの「ゴム」はエラストマーの一種で「熱硬化性エラストマー」の事を言います。熱硬化性というのは、熱を加えて硬くなるのではなく、ある程度は熱を加えても柔らかくならない、つまり耐熱性能があるという意味ですので誤解されませんように・・・それに対して、もう1「熱可塑性エラストマー」は熱を加えると溶けてしまう材料です。

MFCでは、常温から周囲温度を上げていく用途での使用も考えられるので、当然耐熱性のある「熱硬化性エラストマー」を選びます。

 このエラストマーに含まれるゴム材料の中でも、フッ素樹脂系のフッ素ゴムがMFCのシールでは好んで使用されます。これはフッ素ゴムが比較的高温に耐え、なおかつ化学薬品にも反応しない材料だからです。

フッ素ゴムですと、デュポン社の製品が一般的に知られています。

以下にMFCに使用される商品名を上げておきます。

・バイトン®(Viton®):フッ化ビニリデン系(FKM)  

・カルレッツ®(Kalrez®):テトラフルオロエチレン-パープルオロビニルエーテル系(FFKM)  

クロロプレンゴム系のもので同じくデュポン社の製品

・ネオプレン® (Neoprene®) CR

この他にエチレン・プロピレンの合成ゴムであるエチレン・プロピレン・ジエンゴム=EPDM等の使用実績があります。

これらの中でMFCで圧倒的に多く使われているのは、バイトン®です。使用するガス、環境に応じて、その他の材料はオプションとして選定される傾向があります。

一般にエラストマーシールのMFCを「バイトン®シールモデル」と表記する傾向がありますが、実際はバイトン®のみでは無いのですし、商標であることを鑑みても一般呼称としては不的確であると言わざるを得ません。

やはり「エラストマーシール」という呼称がMFCに使用するシール材料を指す総称としては適しているでしょう。次回は、これらの使い分けに関してお話しましょう。

【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

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